これまでは、設立や上場から一定期間の年月が経過しており、所謂オールドエコノミーを事業領域としている企業群を分析対象としてきました。
特に、バリュエーション面で割安であることを重視し、利益がしっかり出ている企業であることが投資する上での必要絶対条件でした。
これは僕自身のポートフォリオを見て貰えれば分かるかもしれませんが、例えば、不動産管理事業の日本アセットマーケティング、冠婚葬祭事業の平安レイ、食品スーパーのダイイチなどがまさに象徴です。
新規事業に一部リソースを投資して新たな学びを得る
一方で、こうした投資方法は堅実であるものの、新興株と比較して短期的なリターン面で見劣りすること。分析を通して新しい事を学びにくいことと言ったマイナス面もありました。
また、コンサルタントとしてクライアントに対して「持続的な成長を実現するためには、7~8割は既存事業に、2~3割は新規事業に投資すべきです」と提言する身としては、やはり自身の投資においてもそれを実行すべきではないかと考えてきました。
今後は、僕自身が普段している提言に倣い、株式投資においても2~3割のリソースを新興株に投資していきたいなと思います。
少し実験的な部分もありますが、これまで同様に読者の方の鋭いご指摘も吸収しながら、精度の高い分析を読者の方と一緒にしていけたらなと思います。