経営コンサルの割安株分析

現役経営コンサルタントが中長期保有を前提に中小型株を中心に分析。自身の専門性や調査・分析範囲(能力)に限界がある中で、様々なバックグラウンドを持つ方々との意見交換を行うことで、割安株への投資を実現することが目的です。

お気に入り銘柄の株価変動(6月26日週)

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今週の株価変動

エアバック大手のタカタが歴代最高額の負債(約1兆円)を抱えて倒産し、東芝は未だに半導体事業の売却の方向性が定まらず(なんだかウエスタンデジタルを訴訟し始め)、富士フイルムは決算延期と、暗いニュースばかりが目につく一週間でした。

それは日本市場に留まらず、欧米市場も週末にかけて大きく下げる展開となりました。
ここで勢いづいたネガティブ派が「大暴落」を吹いて回りました。
(実際大暴落が起こるかどうかは知りません)

今週興味深かったのは、タカタの株主総会にて会長が「タカタ株は"無価値"」と発言した一方で、タカタ株の30日終値は35円と"価格"がついたことです。
教科書的には「株の"価値"はその企業の将来の収益を現在価値に割り戻したもの」ですが、将来がないタカタ株に35円という"価格"がついている現状を見つめると、"価格"と"価値"は違うということに改めて考えさせられる体験となりました。

それはそうと、僕のお気に入り銘柄はけっこう好調でした。

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年初来の株価変動

続いて年初来の株価変動です。

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年初来で見るとダイイチが上値を伸ばしたことに加え、日本アセットマーケティングが盛り返し始めました。
あとは、新報国製鉄や澤田HDがTOPIXに背中にじりじりと迫ってきました。

来週以降の市場がどうなるか気になりますが、気長にお気に入り銘柄がハイパフォーマンスを出してくれるのを待ちたいと思います。