5月2日に当ブログでも分析を行ったダイイチの2017年9月期の2Q決算が発表されました。
FY17 2Q決算結果
絶好調であったFY16 2Qから営業利益は調整減少となりましたが、売上は微増となり、底堅さが確認されました。
(前年同期比:売上高 +0.4%、営業利益 -8.5%)
節約が声高に叫ばれている昨今の経済状況で、イトーヨーカ堂との協業もあり着実に客単価が上昇しているのは非常にポジティブです。
株価推移
株価は約2か月で4%上昇しています。
決算も好調かつPER面でも割安ですから、このまま順調に上昇していくことが期待できます。
一つだけ注意しておかなければいけないのは、今期の業績には連結子会社であったオーケーの吸収合併により「抱合せ株式消滅差益」が約9.6億円発生しているということです。
つまり、一過性のポジティブインパクトを除いてPERを見る必要があります。
元々純利益が10億円弱規模の企業なので、特別益9.6億円というのは非常にインパクトが大きかったわけですね。(PERは倍増です)
なので、Yahoo!ファイナンスを見て「PER4.0倍(厳密には3.98倍)なんて低すぎる!!」とテンションを上げ過ぎないようにする必要があります。
しかしながらそれでもPER8.3倍と割安水準ですので、十分に上昇余地はあるかと思います。