経営コンサルの割安株分析

現役経営コンサルタントが中長期保有を前提に中小型株を中心に分析。自身の専門性や調査・分析範囲(能力)に限界がある中で、様々なバックグラウンドを持つ方々との意見交換を行うことで、割安株への投資を実現することが目的です。

MS&Consulting(6555)企業分析①

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今回は読者の方からリクエスト頂きました、MS&Consultingについて分析したいと思います。
リクエスト頂いた読者の方もガッツリ分析されている感じだったので気が抜けません。

企業概要

MS&Consultingは外食・サービス・小売り向けに顧客満足度覆面調査およびコンサルティングを行う企業です。
2000年に創業で、昨年10月に東証マザーズに上場しています。
時価総額は56億円(2018/1/11時点)です。

サラッと流しましたが、覆面調査を行う企業が50億円規模の時価総額を有しているって大変興味をそそられます。

事業概要

MS&Consultingは覆面による顧客満足度評価の他に、「サービスチーム力診断」と称した従業員満足度診断、およびそれらの調査結果に基づくコンサルティング(研修なども含む)を行っています。

事業モデルはこんな感じです。

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調査からコンサルティングまで展開するというやり方は、経営コンサルティング業界でいうと、シンクタンクのようなモデルですね。
(※野村総研などのシンクタンクは市場調査をやりつつも、調査結果に基づくコンサルティングサービスまで徐々に展開)

ちなみに、覆面調査はこんな感じでやっているみたいです。

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MS&Consultingが調査と研修ノウハウを持っていて、それを一般モニターにインストールします。
で、その一般モニターが覆面調査員として調査を行い、品質の担保のため必要に応じてモニターが提出したレポートのメンテナスをすると。

ちなみに顧客企業はこんな感じらしいです。

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MS&Consultingの事業はなかなか面白いなと思うので、その辺は次回深堀しながら語りたいと思います。

業績

売上高は25億円程度で、FY16から17にかけて+8.0%増加しています。
一方、営業利益の伸びは+1.6%に留まりますが、なんとROSが20%程度もあります。

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まだ上場したばかりで過去の業績から何かを推測することは難しいですが、上場間もない中でも堅実に利益を積み上げている(逆に言えばガンガン成長しているわけではない)、収益性が高いビジネスを展開していると言えます。

株価推移

そんな地味さを反映してか、株価は冴えません

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直近の株価は上場初日の終値と同じような水準です。
上場後の最高値も1,657円と新興国株としてはなかなか盛り上がらないボラティリティですね。

ここまで、ざっとMS&Consultingの基本情報を見てきましたが、次回は一歩踏み込んで事業の面白さや今後の展開、目標株価について見ていきたいと思います。