8月8日にコンドーテックの2018年3月期1Q決算があったのでその結果を振り返りたいと思います。
全社業績は増収増益に
前年同期比で売上高は+5.7%、営業利益は+7.4%と増収増益となりました。
輸入商材の仕入原価が上昇する中、新規顧客の開拓や自社製品の販売拡大等で増収増益を確保したようです。
ちなみに、「我が社の事業領域でありますXXXは(中略)引き続き厳しい状況で推移しています」という文言は大抵どの企業のIR資料にも記載されていますが、これは投資家の期待値を下げるためのテンプレートなので多くの場合は気にする必要はありません。
(他社IR部署所属の知人情報)
一方、セグメント別で見ると特需での増収増益だったことが想定される
と、全社業績は堅調に見えますが、セグメント別にブレイクダウンしていくとまた違った結果が見えてきます。
伸び悩む産業資材、電設資材を絶好調であった鉄構資材が牽引した結果となっています。
このままこの構図が続けば問題ないのですが、鉄構資材は前年同期比で売上高+20.9%、営業利益+51.1%と、さすがに特需に支えられた側面が大きいのかなと言う気がします。(現時点では飽く迄仮説ですが)
電設資材の営業利益の減少率も-58.8%ですので、こちらも今後継続していくとは予想し難いですが、電設資材の場合は競合との受注競争に際したキャンペーンが販管費を増加させたとのことであり、今後伸びていく事業とも想定し難いです。
何れせよ、コンドーテックも新報国製鉄と同様に過度な期待は禁物ですね。
僕自身は2Q決算を見極めのポイントにしたいと思います。