今週の株価変動
エアバック大手のタカタが歴代最高額の負債(約1兆円)を抱えて倒産し、東芝は未だに半導体事業の売却の方向性が定まらず(なんだかウエスタンデジタルを訴訟し始め)、富士フイルムは決算延期と、暗いニュースばかりが目につく一週間でした。
それは日本市場に留まらず、欧米市場も週末にかけて大きく下げる展開となりました。
ここで勢いづいたネガティブ派が「大暴落」を吹いて回りました。
(実際大暴落が起こるかどうかは知りません)
今週興味深かったのは、タカタの株主総会にて会長が「タカタ株は"無価値"」と発言した一方で、タカタ株の30日終値は35円と"価格"がついたことです。
教科書的には「株の"価値"はその企業の将来の収益を現在価値に割り戻したもの」ですが、将来がないタカタ株に35円という"価格"がついている現状を見つめると、"価格"と"価値"は違うということに改めて考えさせられる体験となりました。
それはそうと、僕のお気に入り銘柄はけっこう好調でした。
年初来の株価変動
続いて年初来の株価変動です。
年初来で見るとダイイチが上値を伸ばしたことに加え、日本アセットマーケティングが盛り返し始めました。
あとは、新報国製鉄や澤田HDがTOPIXに背中にじりじりと迫ってきました。
来週以降の市場がどうなるか気になりますが、気長にお気に入り銘柄がハイパフォーマンスを出してくれるのを待ちたいと思います。