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経営コンサルの割安株分析

現役経営コンサルタントが中長期保有を前提に中小型株を中心に分析。自身の専門性や調査・分析範囲(能力)に限界がある中で、様々なバックグラウンドを持つ方々との意見交換を行うことで、割安株への投資を実現することが目的です。

ドリームインキュベータ(4310)2017年3月期決算

当ブログにて分析を行ったドリームインキュベータが5月11日にFY2017の決算を発表しました。

www.con-invester.com

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FY決算結果

結果はインキュベーション事業がコケて悲しい結果となりました。

(売上、営業利益共に増加ですが、純利益が-75.9%でした)

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セグメント別に見ていくと、コンサルティングが絶好調である一方、インキュベーション事業、特に営業投資なんかは悲惨な結果となっています。

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コンサルティング事業

少し残念だったのはコンサルティング事業の方向性です。

元々「DIはピュア戦略案件しかやりません」と明言し、独自のポジションを築いていました。

戦略コンサルティングファーム各社がサービス範囲をガンガン拡大する中、ピュア戦略でここまで成長するのはすごいなぁと思って中身を見てみると、戦略案件以外も手を出し始めていることが分かりました。

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勿論、流れを読んで軌道修正するのは良いことですが、あそこまで強気に明言しており、個人的にも陰ながら応援していたので(投資はしていませんが)、僕にとっては少し残念な方向転換となりました。

 

インキュベーション事業

未だに鳴かず飛ばずですね。

戦略コンサルとVCは親和性がそこまで高くないので、人材の育成にも苦戦しているようです。(界隈で人を探しているという噂を聞きました)

短期的な施策ではないにしろ、上場してしまった以上株主への責任もあるので、インキュベーション事業撤退なんていうシナリオもあり得そうです。

 

DIへの投資スタンス

以前も書きましたが、DIへの投資はベンチャー投資と同義だと考えた方が良いでしょう。

最後にDIへの投資の意味合いを考えてみたいと思います。

DIはコンサルもやっていますが、ハンズオンのVCと捉えるのが適切だと思います。

従って、個人投資家が本来投資できないVCに投資できるということです。

上場しているVCとしては他にもジャフコ等がありますが、ハンズオンでやっているのはDIのみのようです。

纏めると、DIへの投資はバリュー投資ではなく、あくまで”一発”を狙うベンチャー投資であるということです。

将来的な撤退可能性の有無はあれど、IR上は"一発"の臭いがする布石が見られるので、もし"一発"狙いの方がいましたら検討の余地はあるかと思います。

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