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経営コンサルの割安株分析

現役経営コンサルタントが中長期保有を前提に中小型株を中心に分析。自身の専門性や調査・分析範囲(能力)に限界がある中で、様々なバックグラウンドを持つ方々との意見交換を行うことで、割安株への投資を実現することが目的です。

大塚家具(8186)2017年12月期 1Q決算

5月9日に大塚家具の2017年12月期の1Q決算が発表されました。

毎度毎度批判的な記事を書くのも気が引けますが、1Qでも改善の兆しなしという結果でした。

(参考までに、以下が数日前に大塚家具の現状について纏めた記事です)

www.con-invester.com

 

FY17 1Q決算結果

売上高、営業利益ともに下げ止まることができずという結果でした。

利益だけではなく、売上高も減少しているというのが大塚家具の厳しい状況を端的に表しています。

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以前は、まだ財務状態的に死の崖っぷちにいるわけではないと記載しました。

とは言え、大塚家具の財務基盤は未だ健全であり、FY16水準の損失を後3年続けても債務超過に陥ることはありません。

現状もそれは変わりませんが、着実に死神は近づいている状況です。

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投資家は"強み"に基づく戦略が欲しい

99%の投資家は儲けたくて投資します。

CEOの考え方に共感した。製品が大好きだ。だから利益云々ではなく、自らの資金で企業を応援したい。

なんて変わり者は実際のことろ1%もいないでしょう。

そうした前提に基づいた時、大塚家具は「なぜ投資家は数ある銘柄の内、大塚家具を選ぶべきなのか」を明示する必要があります。

 

それがこれまで継続的に言及している"強み"に基づく戦略です。

以前の記事でも述べましたが、大塚家具に必要なことは自社の"強み"を明確にし、"強み"に基づく戦略を再構築することです。

 

落ちこぼれが奇跡的な成果を成し遂げるというのは人間が最も好きなストーリーの一つです。

スーパーエリートが涼しい顔してバシバシ結果を出していくよりも、一緒に手に汗握りながら成長を見守る方が、気持ちよく感じるものです。

ですが、株式投資はシビアな世界です。

我々バリュー投資家がやるべきことは、好きなストーリーに無理やり重ね合わせることではなく、事実のみに着目することです。