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経営コンサルの割安株分析

元経営コンサルタントが中長期保有を前提に中小型株を中心に分析。自身の専門性や調査・分析範囲(能力)に限界がある中で、様々なバックグラウンドを持つ方々との意見交換を行うことで、割安株への投資を実現することが目的です。

不動テトラ(1813)企業分析①

今回も読者の方からリクエストがありました不動テトラ(1813)について分析を行いたいと思います。

不動テトラは東証1部上場で、時価総額は371億円(2017/3/28現在)

 

まず今回は現状確認を行いたいと思います。

 

企業概要

不動テトラは土木工事や地盤改良工事を主事業とする中堅ゼネコンになります。

元々は2006年にテトラと不動建設が合併して生まれた会社です。

業績が悪化し、幾つかの事業を売却した不動建設(土木、地盤改良事業)の第三者割当増資を引き受ける形で子会社化し、2006年に合併したという背景になります。

ちなみに、テトラの社名はよく海岸で見かける消波ブロック「テトラポッド」が由来だそうです。

 

事業構成

不動テトラの事業構成を見ていくと、土木と地盤改良が9割を占めています。

社名にまでなっている「テトラポット」が該当するブロック事業は7.2%に過ぎないようです。

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土木工事は、陸上(道路、トンネル、下水道等)、海上(港湾、埋立護岸等)における施工を行っています。

地盤改良は、陸上・海上の地盤改良工事の施工を行っています。
ちなみに地盤改良工事は建物などを建設するために、地盤を補強する工事を指します。

ブロックは前述したテトラポット及び関連製品の販売を行っています。

土木工事を行う場合、多くは地盤改良工事を施工する必要があるため、ワンストップでサービスを提供できることは不動テトラにとって強みであると言えそうです。

 

業績

業績はFY14まで上昇を続けた後、一度ダレますが、ひとまず底堅く推移と言ったところでしょうか。

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悲しいことに、中堅ゼネコンの場合は2次下請けになることが多くなるので、大手の資本が入っているかどうかで利益率が大きく変わってきます

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とは言え、独立系というだけで見捨てる必要はありません。

市況が悪化した時などは、親会社の無条件の愛に慣れきった大手資本系は、うまく対応できずに悲惨なことになるといったことはよくあることです。

親の脛をかじることなく、荒波で鍛えられた自力は有事の事態に発揮されるものです。

 

株価

株価は2014年10月まで順調に上がっていきますが、その後2016年2月の直近最安値に向けて下落していきます。

安値を付けてからは切り返し、現在は200円前後で推移しています。

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PERで見ると、競合と比較して気持ち高めな雰囲気が漂っていますが、今後の見通しによっては割安にも割高にもなり得ると想定されます。

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次回は今後の不動テトラの戦略志向を踏まえ、目標株価について分析を行いたいと思います。