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経営コンサルの割安株分析

元経営コンサルタントが中長期保有を前提に中小型株を中心に分析。自身の専門性や調査・分析範囲(能力)に限界がある中で、様々なバックグラウンドを持つ方々との意見交換を行うことで、割安株への投資を実現することが目的です。

ダイイチ(7643)企業分析②

さて、前回の続きです。

(前回行いましたダイイチの分析はこちらになります)

 

con-invester.hatenablog.com

 

株価・倍率

株価は5年間通して上昇傾向にあり、5年前と比較し約2倍上昇しました。

その間、瞬間風速的な形での高値⇒下落⇒横ばいというパターンを2回繰り返しています。

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株価が2倍になったとはいえ、競合と比較してPERはかなり低い水準に留まっています。

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市場の見通しにも大きく依存しますが、割安である可能性が高いです。

 

市場の見通し

食品スーパー市場は全国的に2010年から2013年にかけて減少傾向にあったものの、現在は回復傾向にあります。

一方北海道は全国平均と同様の動きをしていますが、既に2010年の水準を上回る水準まで拡大している状況です。

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店舗数については全国および北海道共に増加傾向にあります。

(北海道は2013年に一度大きく減少していますが)

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市場が僅かな減少(全国)又は僅かな増加(北海道)である中で店舗数が増加傾向にあるということは、一店舗当たりの売上高が減少していることになります。

 

前回も分析した通り、現在は分散市場から寡占市場へと大きな動きがあり、生き残った企業が利益を享受すると想定されます。

北海道は僅かなら市場が拡大しており、7&iグループという強力なスポンサーもいることから、寡占市場化に向けた戦いでシェアを拡大し、利益を享受できる可能性が高いとみています。

 

目標株価

最後に簡易的ではありますが、目標株価(ターゲットはFY19)について書いておきます。

現在の一株当たり純利益が150.6円、株価が1,194円(2017/3/23時点)、PERが7.9倍

 

利益成長率とPERの感応度分析結果が下記になります。

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利益成長率は、北海道食品スーパー売上高成長率(12-16)である1.05%とその半分、及びゼロ成長の3ケース

PERは競合企業平均である20.8倍を最大とし、競合平均と現在値の平均値、現在値の3ケース

 

最大ケースだと3,238円という試算になりました。

個人的には鋭い成長が見込まれていない産業でPER 15倍を超える水準は割高であると考えているので(物凄い利益成長率が見込まれている場合は別ですが・・・)、PERが真ん中のケース(14.4倍)が妥当な水準ではないかと考えています。

 

従って、2,100~2,200円の水準が目標株価になると考えています。