今回はタケダ機械(6150)について分析を行いたいと思います。
タケダ機械は東証JQS上場で、時価総額は27億円(2017/3/17時点)
企業概要
タケダ機械は形鋼加工機、丸鋸盤、プレセット金型などの金属加工機メーカーです。
所謂、工作機械メーカーですね。
事業構成(FY16)は形鋼加工機(65.2%)、丸鋸盤(13.0%)、金型(7.6%)、部品(9.2%)、OEM(3.5%)、サービス(1.5%)という内訳になっています。
また、タケダ機械の高い技術力を評価した工作機械大手のアマダからオファーがあり、2008年に国内OEMにおける業務提携を締結。2011年には海外OEMにおける業務提携も締結しています。
業績
FY2012から増収増益となっています。売上はFY2012から7%と非常に高い成長を実現しています。また、ROSも改善しており、FY2016では11.9%となっています。
これは同規模の工作機械メーカーと比較しても圧倒的に高い水準となっています。
一時的な売上の落ち込みを経て、業務合理化を積極的に取り組んだ結果のようです。
株価
そんな中、業績の急拡大を好感する形で2015年7月に548円を付けます。
(半年で約5倍)
その後成長が鈍化するとニュースと市場全体のリスクオフが重なり株価は急落。2016年2月に159円を付けます。(高値から半年で1/3以下に)
かなり激しい値動きとなっていますが、現在は200円台後半で推移しています。
過去の推移から、今後も高値を目指すポテンシャルは十分にあります。
確かな技術力を持っている中で、今後市場環境はどうなっていくのか、その中でどんな戦略を描いているのかという点について、次回分析を行いたいと思います。