経営コンサルの割安株分析

現役経営コンサルタントが中長期保有を前提に中小型株を中心に分析。自身の専門性や調査・分析範囲(能力)に限界がある中で、様々なバックグラウンドを持つ方々との意見交換を行うことで、割安株への投資を実現することが目的です。

企業分析

クラウドワークス(3900)企業分析②

さて、前回の続きです。(前回行いましたクラウドワークスの分析はこちらになります) www.con-invester.com 「島国」という参入障壁 前回、競合であるランサーズと比較した場合の競争優位性について言及しました。とは言え、世界に目を向ければこのクラウド…

クラウドワークス(3900)企業分析①

先日、記事に書いたように、株式投資資金の一部を新規領域に投じるという文脈で、今回はクラウドワークスの企業分析を行いたいと思います。 www.con-invester.com 企業概要 クラウドワークスは2014年12月にマザーズに上場し、現在(2017年9月4日時点)の時価…

新興株への投資・分析について

これまでは、設立や上場から一定期間の年月が経過しており、所謂オールドエコノミーを事業領域としている企業群を分析対象としてきました。特に、バリュエーション面で割安であることを重視し、利益がしっかり出ている企業であることが投資する上での必要絶…

遠藤製作所(7841)2017年12月期1Q決算

8月4日に注目していた遠藤製作所の2017年12月期1Q決算の発表がありました。結論としては、投資を見送ることにしました。 一過性の兆しが見えた1Q決算 前年同期比からの落差が激しく売上高が-1.8%、営業利益が-55.9%となりました。 以前、遠藤製作所の分析を…

平安レイサービス(2344)2018年3月期1Q決算

8月7日に平安レイサービスの2018年3月期1Q決算が発表されましたので、その結果を纏めたいと思います。 営業利益は減少も無難な結果 前年同期比で、売上高が+0.2%、営業利益が-9.7%という結果になりました。後ほどセグメント別の業績で詳述しますが、最大セグ…

コンドーテック(7438)2018年度3月期1Q決算

8月8日にコンドーテックの2018年3月期1Q決算があったのでその結果を振り返りたいと思います。 全社業績は増収増益に 前年同期比で売上高は+5.7%、営業利益は+7.4%と増収増益となりました。 輸入商材の仕入原価が上昇する中、新規顧客の開拓や自社製品の販売…

新報国製鉄(5542)2017年12月期2Q決算

8月9日に新報国製鉄の2017年12月期2Q決算の発表がありました。発表前は大きく株価が上昇しましたが、発表後には大幅下落するという何とも刺激的な展開になりました。 営業利益が前年同期+18.9% 売上高が前年同期比+3.8%と微増に留まる中、営業利益が+18.9%と…

日本アセットマーケティング(8922)2018年3月期1Q決算

8月4日に日本アセットマーケティングの2018年3月期1Q決算がありました。無難な決算結果とは裏腹に、株価が大きく下げているので、決算の解釈および今後のスタンスについて纏めておきたいと思います。 日本アセットマーケティングには重要な"無難な"決算結果 …

ダイイチ(7643)2017年9月期3Q決算

8月1日にダイイチの2017年9月期3Q決算が発表されました。 相変わらず堅調な推移 2017年9月期3Qの結果も堅調な結果となりました。 営業利益が微減となっているのは最低賃金の上昇と人手不足による人件費の増加がジワリと効いてきた感じでしょうか。下記は、食…

澤田ホールディングス(8699) 2018年3月期1Q決算

7月27日にポートフォリオに組み入れている澤田HDの2018年3月期1Q決算がありました。 全社業績はひとまず下げ止まり 結果としては、ひとまず下げ止まった状態です。 以前分析した際にも書きましたが、澤田HDは金融コングロマリットとは言え、売上・営業利益共…

遠藤製作所(7841)企業分析②

さて、前回の続きです。 (前回行いました遠藤製作所の分析はこちらになります) www.con-invester.com 株価・倍率 株価は昨年末から盛り上がり始め、今年の3月に最高値の845円をつけます。(約2年で株価が2.6倍になった計算です)現状は最高値から約3割下落…

遠藤製作所(7841)企業分析①

前回の三東工業社の反省を活かし、キャッシュリッチ企業として抽出された企業の内、収益性(EBITDA margin)が高い企業順に分析を行いたいと思います。(抽出したキャッシュリッチ企業はこちらになります) www.con-invester.com 企業概要 という訳で、今回…

三東工業社(1788)企業分析

今回は先日抽出したキャッシュリッチ企業のうち三東工業社(1788)を分析したいと思います。 www.con-invester.com 企業概要 三東工業社は東証JQS上場で、時価総額は13億円(2017年7月24日時点)です。滋賀県に本社を置き、土木事業、建築事業、不動産事業を…

サン・ライフ(4656)の保有現金について

先日、サン・ライフが時価総額の2倍以上の現金を溜め込んでおり、投資対象として非常に割安であるとブログに書きました。 www.con-invester.com ところが、ブログを読んだ読者の方のご指摘で、割安であるという評価が誤りであったと気が付きました。(以下が…

サン・ライフ(4656)企業分析②

さて、前回の続きです。 (前回行いましたサンライフの分析はこちらになります) www.con-invester.com 財務状態 サンライフは無借金なので、現金および同等物=Net Debtになります。時系列で見ても常に時価総額の2倍程度の現金を保有している状況です。 そ…

サン・ライフ(4656)企業分析①

今回はサンライフ(4656)の分析を行いたいと思います。 先日書いた記事で、村上世彰氏が注目する「時価総額に占める現金および同等物の割合」で企業をスクリーニングしたところ浮かび上がってきた銘柄です。サクッと業績を確認したところ、時価総額が保有現…

ユニゾホールディングス(3258)の持分を全て売却しました

さて、2017年4月4日から保有していたユニゾホールディングス(3258)の株式を全て売却しました。売却を決めたのと同タイミングで、たまたまユニゾHDが増資を発表しましたが、僕自身の売却理由とは一切関係ありません。 www.nikkei.com 売却理由は「稼ぐ力」…

ダイト(4577)企業分析②

さて、前回の続きです。 (前回行いましたダイトの分析はこちらになります。) www.con-invester.com 戦略志向・競争優位性 前回も記載した通り、ダイトは戦略的に”絞り”を効かせた非常にユニークなビジネスモデルを採用しています。 ①原薬商社機能 まず、製…

ダイト(4577)企業分析①

今回も読者の方にリクエスト頂きましたダイト(4577)の分析を行いたいと思います。ダイトは東証1部上場で、時価総額は301億円(2017/6/21現在) 企業概要 ダイトは医薬原体の製造・販売、ジェネリック医薬品製造・製造受託を行う企業です。ダイトはユニーク…

ウエスコホールディングス(6091)企業分析②

さて、前回の続きです。(前回のウエスコHDの分析はこちらになります) www.con-invester.com 株価 株価は約1年前から上昇に転じており、約1年間で60%程度株価が上昇しています。 そでもなお、マルチプルはかなり低い水準にあります。 上記は建設コンサルテ…

ウエスコホールディングス(6091)企業分析①

今回は読者の方にリクエスト頂きましたウエスコホールディングス(6091)の分析を行いたいと思います。ウエスコホールディングス(以下ウエスコHD)は東証2部上場で、時価総額は64億円(2017/6/16現在) 企業概要 ウエスコHDは、元は建設コンサルティング業…

サンセイ(6307)企業分析②

さて、前回の続きです。(前回行いましたサンセイの分析はこちらになります。) www.con-invester.com 事業構造 ゴンドラ・舞台セグメント まずサンセイの主力セグメントであるゴンドラ・舞台セグメントです。 日本の建設需要は2020年東京五輪を境に減少して…

サンセイ(6307)企業分析①

今回も読者の方からリクエスト頂きましたはサンセイ(6307)の分析を行いたいと思います。 サンセイは東証2部上場で、時価総額は21億円(2017/6/1現在) 企業概要 サンセイはビル用ゴンドラや舞台装置、船舶修理事業等を展開する企業です。 元々はよく高層ビ…

コンドーテック(7438)2017年3月期決算

5月11日に当ブログにて分析を行いましたコンドーテックの2017年3月期決算が発表されました。(少し前になりますが。。。) www.con-invester.com www.con-invester.com FY17決算結果 決算は今期も堅調に推移という結果となりました。(売上高:0.4%増、営業…

JESCOホールディングス(1434)企業分析②

さて、前回の続きです。 (前回行いましたJESCOホールディングスの分析はこちらになります。) www.con-invester.com 戦略・競争優位性 JESCOの競争優位性は海外事業比率の高さと、海外事業により培ったノウハウや人脈にあります。 JESCOの海外事業の歴史は…

JESCOホールディングス(1434)企業分析①

今回は読者の方からリクエスト頂きましたJESCOホールディングス(1434)の分析を行いたいと思います。 JESCOホールディングス(以下、JESCO)は東証2部上場で、時価総額は28億円(2017/5/26現在) 企業概要 JESCOは電気設備、情報通信設備等のEPCを提供する…

澤田ホールディングス(8699)2017年3月期決算

4月27日に澤田ホールディングス(以下、澤田HD)4Qの決算が発表され、FY2017の結果が出ました。(少し前になりますが・・・) www.con-invester.com www.con-invester.com FY17決算結果 結果としては、順調に拡大していた業績が遂にストップしたという感じで…

第一工業製薬(4461)企業分析②

さて、前回の続きです。(前回行いました第一工業製薬の分析はこちらになります。) www.con-invester.com 株価 株価は2012年3月から2014年7月で5倍にまで上昇しました。 その後ズルズルと値を下げますが、昨年末から再び上昇しています。 株価は上昇してい…

第一工業製薬(4461)企業分析①

今回は第一工業製薬(4461)の分析を行いたいと思います。 第一工業製薬は東証1部上場で、時価総額は245億円(2017/5/6現在) 企業概要 第一工業製薬は産業・工業用の薬剤、添加剤、助剤などを製造販売している日本の化学品メーカーです。 当業界に馴染みの…

ドリームインキュベータ(4310)2017年3月期決算

当ブログにて分析を行ったドリームインキュベータが5月11日にFY2017の決算を発表しました。 www.con-invester.com www.con-invester.com FY決算結果 結果はインキュベーション事業がコケて悲しい結果となりました。(売上、営業利益共に増加ですが、純利益…